今日も、ブログに来てくださって、ありがとうございます。
メンタルプロデューサーの吉兼ほほなです。

今日は、私の一番想いのあるところの
『いい人』で頑張っている人の闇について書きますね。

私がここでいう『いい人』は、
たとえて言うなら、
こんな人です。

ーーー
その、誰からも『いい人』と思われていた彼女は、

ご両親に愛され、
きちんとしつけをされた
それこそ、どこにお嫁に出しても恥ずかしくない

礼儀正しく、
思いやりや慈愛に満ちた
とても優しい人でした。

風邪で寝込む人がいれば、
宅配で食べれるものを送ったり、

お年寄りの介護もできるように
勉強をして、
それを自分の祖父母のケアで活かしていました。

容姿も美しく
質の良いものを身の回りに置き、

誰からも愛されていて、
旦那さんや
かわいい子供たちにも恵まれていました。

『天使のような人』
と言ったら、
即座に
彼女を思い出すほどです。

ーーー

こんな書き方をしていたので、
実は、
実在していた人だと分かるかと思います。

その彼女は、
ある日、突然、
自らの人生を自ら断ちました。

とてもショックな出来事に
私も、、、
そして、
彼女を知る多くの人たちも、、、
深い悲しみと共に、

「なぜ?」・・・

と、
この疑問文が浮かび続けました。

「なぜ?」
「なぜ?」
「なぜ?」

あんなにいつも優しい笑顔で
微笑んでいたのに、なぜ?・・・

誰も本人から何も聞いていないので、
本当のことは、
私にも分かりません。

ですが、

メンタルコーチングというお仕事で関わる
私のところに来るクライアントさんは、
その彼女との共通点の多いので、

何となく
彼女の気持ちが分かる気がしました。

彼女も
そして、クライアントさんたちも
きちんと育てられた

人に優しい『いい人』だったのです。

そして、
この『いい人』たちには、
共通の思い込み(リミティングビリーフ)がありました。

それは、
「自分は無条件に愛されない」
「自分は無条件では価値がない」
です。

だから、
この『いい人』たちは、
みなさん、
人のためになる資格やスキル、力を持っていたり、
人の役に立ちたいという思いが強かったですし、

仲間外れがない関係性や
周りとの調和を
とても大事にしたい配慮を欠かさない感じでした。

性格、行動は、

・頑張り屋さん
・周りに気を配る
・敵を作らないようにふるまう
・自分勝手はしない、言わない
・人に優しい
・責任感が強い
・嫌と言えない。なんなら、笑顔で引き受ける
・人を優先にする。自分はいつも後回し
・具合が悪くてもちゃんと頑張ろうとする
・人にネガティブな側面を見せないように頑張る
・人に頼るのが苦手

という傾向が強く、

その内面は、
・完璧でないと進めない
・否定されている意識が強い
・自分はまだまだ、、、と思っている
・自分の好きがよくわからない
・孤独感が強い
という感じなのです。

そして、
その内面の孤独感は、
周りからは、気づかれることがなく、
(だって、いい人で幸せそうにしか見えないようにふるまってますから)
外に見えないようにしているので、
益々、深くなっていくのですね。

別に、
『いい人』というタイプの人でなくても、
心の中に、
ネガティブなものを抱えているのですが、

この『いい人』の場合は、

自分が
心の中に「深い悲しみや恐怖」を持っていることが、
自覚できないことが、
問題なのですね。

自覚できないから、
自分のつらさ、苦しみから、
抜け出す方法を探せないし、

探そうにも、
自分の問題ではなく、
他人の問題にしか見えないので、
ストレスフルになっていくのです。

かくいう私も、
この『いい人』の闇を持っていたのに、

私よりも
辛い状況の人、苦しい状態の人と自分と比較しては、

「自分は恵まれている」
と思っていましたし、

「苦しい、つらい」
なんて言うのは、
根性なしで、弱すぎる!我がままだ!
って、
もっと自分に厳しく
『いい人』をやらせようとしていましたね。

しっかり
深いところで、
傷ついていたのに、

自分で自分に知らん顔!

人には優しい『いい人』でも、
自分には、とっても冷たかったのです^^;

そして、さらにつらいのは、

自分には厳しいので、
自分の出来ていない面、優しくなれない面を
裁き、

実はその基準で
世の中を見ているので、

心の中では「ジャッジ」しながらも、
行動では、笑顔でそれを許すとしていることなのですね。

心と行動が不一致なのです。
それゆえに
内的葛藤に苦しめられるのです。(しかも無意識に)

そうやって、
『いい人』仮面を長く着けていると、

その仮面を取る方法も分らなくなり、
助けを求める方法も分らなくなり、

自分が
仮面を外してもいいのか?
助けを求めてもいいのか?
も分からなくなってしまうのですね。

最初の彼女の場合は、

愛を送るばかりで、
自分は受け取れないので、
孤独感が強まり、

その一つの解決策として、

ゲームのリセットボタンを押すように、
自分の今を
終わらせてしまったのかな?

などと、私は、
推測したりしています。

 

このような経験から、
私は、今、自分にできることとして、

『いい人』として頑張っていて、
それゆえ、
自分らしく自分を生きれなくなってしまった人を、

『いい人』でなくても
自分らしく幸せに自分を生きられるように
メンタルからサポートしていくことに
情熱を持っています。

私がしている発信のほとんどは、
『いい人』が
それを終わらせるためのヒントなのです。

だって、

『いい人』でなくても
愛されるし、
うまくいくのです。

『いい人』をやめても、
愛に満ちて、
自分らしく幸せに生きられるのです。

 

まず、
そのことを知って、
自分らしく生きることへ
向かっていってほしいのです。

ーーー

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メンタルプロデュース 吉兼ほほな