こんにちわ。よしかねです。
今日も、ブログにお越しくださって、ありがとうございます。

前回は、やりたいのに行動できない理由について、
書きました。

今日は、行動するためのエネルギーを
奪ってしまうポジティブシンキングについてです。

ひょっとすると、
多くの人は、

ネガティブシンキングは、ダメで、
ポジティブシンキングすることが正しい!
と思っていませんか?

日々起こってくる出来事を
ネガティブに考えて、
暗い気持ちで過ごすよりも、

同じ出来事でも、
ポジティブな意味をつけて、
前向きな気持ちで過ごせることは、
素晴らしいことです。

ですが、
自分の感じているネガティブな気持ちにふたをするように、
ポジティブな解釈をつけて、

自分の感情を感じないようにしてしまうのは、
幸せを感じやすくする心を育てたり、
行動ができるようになっていくためには、

よろしくありません。

そして、
ネガティブな感情にふたをすると、

「ま、いっか!平気!」
と思っても、
その感情は消えず、

自分の感覚を鈍らせながら、
自分の内側に溜っていくのです。

些細なことで、イライラしたり、
些細なことをきっかけに、キレたりするのは、
そのネガティブな感情が溜まっている証拠なのですね。

溜まりすぎて、
それが消化されないままでいると、

身体に負担がかかったり、
時には、
精神的にもつらいことになったりします。

思考は停止し、
無気力になり、
やる気もなくなって来たりします。

「めんどくさい」という言葉が増えるのも、
思考停止にさせている状態なので、
感情を抑えすぎている可能性があります。

一方で、
私たちが、行動するときのエネルギーは、感情です。

子供たちを見ると分かると思いますが、

小さな子供ほど、
嬉しくても、悲しくても、
身体が動いてしまいます。
じっとしていられません。

大人の考えを、
思考で「ここでは騒いではいけない」と理解した子供は、
感情を抑え、
行動を抑えて、おとなしくすることが出来ます。

ここで、お伝えしたいことは、

『感情が行動するためのエネルギーになる!』
ということです。

たとえば、

行動したいこと、どうしても行動しなければならないことを
先延ばしにし続けている人は、

感情をちゃんと感じる必要があります。
感情がエネルギーとなって行動を助けてくれていないからです。


この行動のためのエネルギーとして感じなくてはいけない感情は、

2種類です。

一つは、
望む状態になったときに感じる、
嬉しい、楽しい、幸せといった種類の感情です。

もう一つは、
望む状態にいつまでもなれず、
今の苦しいつらい状態がいつまでも変わらないという、
つらい、苦しい、痛いといった種類の感情です。

特に、行動に移せない人は、
このつらい、苦しい、痛いというネガティブな感情を
感じる必要があります。

このネガティブな感情から逃げる方法として、

・めんどくさい、
・やる気がない
・恥ずかしい
といった考え、感覚を使っていることがよくあります。

これは、感情を感じず、思考停止にし、
『行動しないことをよし!』
としてしまう無意識でやっている方法なのです。

『この行動しなくてよし!』
というのを、
ポジティブシンキングしてしまうと、
ずっとやりたいことができないまま時間が過ぎることになります。

ポジティブシンキングが、行動を止めてしまうという、
ポジティブシンキングの弊害の例と言えます。

ポジティブシンキングで現状を肯定して、
やりたことが出来ないまま
やりたいことをあきらめてしまうことが続いたとしたら、

自分の人生が終わるときに、
どれだけ後悔することになるでしょうか?

ちなみに、
つらい、苦しい、痛いなどの感情を行動のエネルギーとせずに、

もう一つの
嬉しい、楽しい、幸せという方の感情だけを行動のエネルギーにすればいいのではないか?
という考えが生まれるかもしれませんが、

実は、
ポジティブの感情を感じる大きさと
ネガティブの感情を感じる大きさは、比例するので、

ネガティブの感情を抑え込んでいると、
ポジティブな感情も感じづらくなって、

行動のためのエネルギーとしては、
弱すぎて、役立ちづらいのです。

だから、

行動するためには、
ネガティブな感情を感じることも、とても大事なのですね。

ネガティブな感情を抑え続けていた人は、
その感情を感じるのが怖いかもしれません。

そういう時は、
プロの手を借りてください!

感情を溜め続けるリスクもたくさんあるので、
ぜひ自分のネガティブな感情にも、
心を向けてあげてくださいね。

~痛かったね!つらかったね。苦しかったね。
 悲しくていいよ。寂しくていいよ。怖くていいよ。~

そんな風に、
ネガティブな感情を感じている自分に声をかけながら、
感じてあげてください。

吉兼ほほな